平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

ネーミングセンスがないザンス。

先日、中学時代の友人たちと行った飲み会で撮った写真をしみじみと確認し、なんというかこう、面白くもおかしくもないなあ、とため息をつくのであった。
これはもちろん撮影者たる僕に問題があるのであって、その時のメンバーであるところのふむふむ、ノボシビルスク、カケルくんに問題があるわけではない。

「せっかくデジカメがあるんだからたまには使わないと」的な動機で撮られた写真は、後で見返すとだいたい面白くない。まあ、そもそも撮影しているのがド素人たる僕なので、そうそう面白い写真が撮れるわけがないのだが。
だいたい、「面白い写真」って何なんだ、と問われてもこれという明確な答えが用意できないような、その程度の僕なのである。そんな僕が、自分で撮影したという身びいきポイントを加味しても「面白くない」と思うのだから、それはもうひどい代物なのだ。

ふと思うと、もう何ヶ月もインスタグラムの更新もしていないし、これはいよいよ「残したい瞬間」、「切り取りたい景色」を見つけるのが下手になったということなのかもしれない。ではどうして下手になったのかということを考えると、やはり目の病気が影響しているんだろうなあ、とは思う。要は世界がうまく見えていないから、シャッターチャンスに気付きにくくなっているのだ。
「視野が欠けている」とか「色覚が衰えている」とか言われるよりも「自分の見ている世界は実は面白さ半減」と思うほうがダメージは大きい。
とはいえ、これがなかなか「そうか、ならしゃーないな」と思える問題でもなかったりするので、特に有効な作戦は思いつかないものの、なんとかしないとねえ、とつぶやいているところなのである。

ところで先ほど書いた「ふむふむ」、「ノボシビルスク」、「カケルくん」というのはもちろんニックネームなのだが、これらのニックネームは、このブログに知人が登場するたびに即興で考えている。ブログ内で「彼」とか「彼女」とか「人物A」とか書くのが煩わしいので編み出してみたローカルルールみたいなものだ。ちなみにその他には「アナグマさん」、「進撃さん」という人物が登場したことがある。そもそも知人が少ないので、登場人物の数もたかが知れている。
本人にも共通の知人にも気づかれないくらいの、当意即妙とはとてもいえない奇妙で微妙な感じが絶妙なのではないか、と、個人的には思っているのだが。