平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

安定した休日。

二日酔いによる体調悪化の影響で、半日くらいダラダラと過ごす。

ダラダラと過ごす、というのを、もう少し具体的に書くと、そのへんにある本を読んだり、録画していた落語を見たり、ガブガブと水を飲んだり、という感じになる。基本は、ベッドの上や床の上で細長くなって過ごす。

むむ。
こうやって改めて書いてみると、体調が悪化していようがしていなかろうが、やってることはそう変わらないような気がしないでもない。
仮に今日、元気ハツラツとしていたら、どういう休日の過ごし方になっていただろう。
元気ハツラツと本を読み、元気ハツラツと録画した落語を見て、元気ハツラツと水をガブ飲みする。……いや、元気ハツラツなら水はガブ飲みしないかもしれないが。

さすがに体調が悪いときのほうが集中力が持続しなかったりするし、元気ハツラツなときは細長くなったりはしないのだが、基本的な休日のコンテンツにそう違いはないのかもしれない。 基本的に地味でおとなしめの人生を送っているということも関係あるのだろうけど、体調の充実度如何で結果に影響がでるようなことをしていないのだな。

あ。
そういえば。
さすがに体調が悪いときには散歩はしないのだ。散歩とはつまり僕の休日のコンテンツでは数少ないアクティブ要素である。散歩は元気ハツラツなときにしないといけません。体調が悪いときに散歩なんかしちゃうと、気持ちが悪くなって三歩と歩けないからね(……すみません)。

僕の場合、移動手段のほとんどが徒歩か自転車か電車なので、休日の外出はすべて散歩といってもいい。
僕はこう見えて(……って、どう見えているのか知る由もないのだが)歩くのは好きなのだ。汗をたらたら流しながらひとり黙々と歩いていると、ある時点で意識が少し遠のき、目に映る光景がいちいち面白くなってくる。白昼堂々「うふふふふ」などと微笑みながら歩くことになるわけで、いろいろな意味で人にはおススメできない散歩法ではある。
そして黙々と歩いた結果、とある書店にたどりつき、コミックフロアで『ダンジョン飯』の最新巻を買ってみたりするのである。いや、『ダンジョン飯』である必要はないんだけど、最近買ったもので、つい。

休日のコンテンツにおいて、唯一に近いアウトドア要素である散歩ですら、やはりどこか地味になる。ある意味で、僕の休日は相当に安定している。

ところで。
ダンジョン飯』って、ものすごく面白いですね。