平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

おんぼろホログラム。

夢の中に、友人が登場した。 彼の顔を見るのは十数年ぶりのことだったので、それはそれは驚いた。 その昔、僕と彼はたいそう仲が良く、毎晩のようにインターネット上でチャットをしていた。会話の内容はほとんどが雑談だ。お互いの住んでいる場所は遠く、就…

全体的にムダ話。

どうしてそういうことになったのかよく覚えてはいないのだが、ふと娘に「CDってなんの略称だか知ってる?」と聞いてみたところ、 「お、大喜利か?」 と張り切りはじめた。どうしてそういうことになるのだろう。 とりあえず僕の回答は、 「違います」 ……だ。…

いつものトイレは16番。

寒い朝は、駅のトイレが混む。 大きな駅のそれなりに大規模なトイレから行列がはみ出している光景を見ると、ああ、偉そうにしているけど、人間も結局のところ動物なんだな、という気持ちになる。 通勤で使うある大きな駅で用を足す時に使用するトイレがだい…

一昨昨日に起きたなんらかの事件。

なんだかどんどん気温が下がってきて、いつの間にかふつーに薄いコートなどを羽織って外出するようになった。ほんの一昨昨日くらいまで、まだTシャツだけでもいけるんじゃね、などと思っていたような気がするのだけれど。 ちなみに「一昨昨日」という単語は…

流れて行く言葉。固定した思い出。

「新語・流行語大賞」の候補が発表され、「えーこんな言葉使ったことあるかなあ」などと思いつつ、自分がいかに流行に疎いか実感する、というのがこの時期のささやかな恒例行事になっている。 今年ノミネートされた言葉たちは、例年に比べるとまだなじみのあ…

命名コロビクビク。

駅の階段で久々にすっ転ぶ。 ホームから降りる階段の、最後の段を踏み外したのだ。 ここで、そこそこ長いこと生きていれば時には階段を踏み外すこともあるよな、と思えればいいのだが、ついつい持病の進行状況との関連について思いをはせてしまうのである。 …

重要参考トイプードル。

夕方、ベランダにいた家族が悲鳴を上げながら僕を呼んだ。 何事かとおもい駆けつける……というほど広くないので数歩移動すると、ベランダの床に虫の死骸がある。家族は虫が大の苦手なので、こういう機会があるととりあえず僕が招集されるのだ。 家族はいつも…