平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フェアリーテイルの結末を。

最近また、いわゆる迷惑メールが来るようになった。はてさて何か迷惑メール屋さんの目に留まるようなことをしたのかなと考えてみてももう一つ心当たりがない。そもそも何をしたら目を付けられるのかよくわかっていないのだ。 お金の使い道に困った大富豪がお…

圧巻マルチパーパス。

インターネットを眺めていてやはり気になったのは『騎士団長・島耕作』というタイトルだろう。実際にこのタイトルでマンガが連載されるらしい。まったくもって、島耕作という人物の多才ぶりには驚くばかりだ。 僕の感覚でいうと、島耕作と較べられるくらいの…

庶民的拒絶反応。

腹痛で目が覚める。 これはアレだ、お腹をこわした時の痛みだ、などと思い、とりあえずトイレに急ぐ。その後、小さな痛みは残るものの状況は落ち着いていて、まあ一安心、というところである。 気になるのはこの腹痛の原因だ。 腹痛を引き起こしそうなリスク…

遺憾に関する雑感。

Aさんに関連するある事柄について、Bさんが遺憾に思っていると言い、Bさんが遺憾に思っているということについて、今度はAさんが遺憾に思っていると発言する。 なにかのニュースでだいたいこんなような内容のことを言っていて、なんともおかしな気分にな…

戦慄の直立に遭遇する確率。

とある駅のトイレの中で見たものを、そのまま書いてみる。 男性用の、あの縦に細長い便器と、そのそばの壁に挟まって眠っている人がいた。 その便器はトイレの端、壁のそばにあり、便器と壁の間には、横向きになれば身体が挟まるくらいのすき間がある。彼は…

東京は夜の4時。

朝の4時ごろ、子供の叫び声が外から聞こえてきた。 叫び声といっても事件性のあるものではなく、なにか面白いことがあって興奮したあげくの「きゃー」のように聞こえる。 そういえば。 夜中や早朝の駅で、子供の姿を見たり、声を聞いたりすることはわりと多…

テレンテクダ、ニコラテスラ、アマンダラカマンダラ。

通勤電車の中で、若い女の人が「てれんてくだ」と言っていたのが聞こえてきた。僕はこの手の見立てが大変下手ではあるのだが、年齢はおそらく10代後半から20代前半といったところではないだろうか。 この「てれんてくだ」は「手練手管」のことを意味していた…

その光にアイデアを。

出社時、自宅を出ると真っ暗なのである。 時刻は6時ちょっと過ぎというところで、まあ、季節と時間帯を考えるとそういうものだろう、という話ではある。 真っ暗な路地を歩いていると、前方から白い光がふわふわと近づいてくる。地面近くの低いところをゆっ…

気まぐれロマンティック。

仕事の都合で帰りが遅くなり、帰宅した時には日付が変わっていた。 遅い夕食を取り、風呂にも入ってしまうと、丑三つ時やや手前、という時間になっていた。いつもなら寝ている時間帯だが、シフト勤務による生活サイクルのずれの影響か、不思議と眠くない。 …

たとえ拡散されたとしても。

通勤電車で見知らぬ乗客とちょっとしたトラブルになった知人が、いきなり写真に撮られ、その上「拡散するからな」と脅されたそうだ。 そもそも「ちょっとしたトラブル」とはいうものの、知人には心当たりはないそうで、相手からもそれについての明確な説明は…

正月飾り消失問題。

何を今さら的な話ではあるのだが、今年は正月飾りをしている家が少ないような気がする。 僕が住んでいるマンションでは、例年、玄関のドアに小さな飾りを付けたりするのだが、少なくとも僕の部屋のあるフロアに関していえば、そういうドアはひとつもなかった…

初笑いは想定外。

ずっと前に録画してそのまま忘れていた『恋する惑星』と『天使の涙』を観る。かなり小規模なウォン・カーウァイ祭りである。 ちなみに、どちらももう20年以上前の映画だ。懐かしいやら(なぜか)こっぱずかしいやら、うきうきにやにやと楽しく鑑賞した。特に…

『眠れぬ夜のために』のために。

やはり、気の利いた会社は休むのかもしれない、と思ったのは、1月4日金曜日、つまり僕にとっての仕事始めである昨日、行き帰りの通勤でのことである。 とはいえ、僕にしたって休日に働いているわけではなく、平日に普通に出社しているだけのことなのだ。金…

ひどくちっぽけで、ファンタスティックでもビーストでもないけれど。

犬を連れて実家に新年の挨拶に行く。 こういう場合、ペット用キャリーバッグを使用する。我が家の犬はそれほど大柄ではないので、バッグの大きさもそれなりだ。僕が電車の座席に座った場合、バッグを膝に乗せても僕の幅からはみだすことはほとんどない。 バ…