平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

初笑いは想定外。

ずっと前に録画してそのまま忘れていた『恋する惑星』と『天使の涙』を観る。かなり小規模なウォン・カーウァイ祭りである。
ちなみに、どちらももう20年以上前の映画だ。懐かしいやら(なぜか)こっぱずかしいやら、うきうきにやにやと楽しく鑑賞した。特に『恋する惑星』のかわいらしさは格別で、お猿さんのようなフェイ・ウォンはひたすらキュートだし、BGMに『夢中人』が流れてくると今でも少し胸が熱くなる。
余談になるが、この映画のトニー・レオンは中川家のお兄ちゃんとほぼ同じ顔をしている、ような気がする。

映画を2本観賞した後、これまた録画していた細野晴臣の正月番組を観る。ゆるいお笑いと音楽がかわりばんこに流れてくるというもので、力を抜けるだけ抜いて観るとけっこう面白い。
コントのコーナーでギターを抱えた小山田圭吾が出てきたときには思わず吹いてしまった。はからずも不意打ちを食らったからか自分でも意外なほど大きな声で笑ってしまったので、今年の初笑いとして認定することにした。

ということで、今年の個人的初笑い賞は小山田圭吾氏に贈ります。こっそりと、心の中で。