平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

庶民的拒絶反応。

腹痛で目が覚める。
これはアレだ、お腹をこわした時の痛みだ、などと思い、とりあえずトイレに急ぐ。その後、小さな痛みは残るものの状況は落ち着いていて、まあ一安心、というところである。

気になるのはこの腹痛の原因だ。
腹痛を引き起こしそうなリスクのあるものを最近、口に入れただろうか。
消費期限が過ぎているとか、加熱が必要なものを半生で食べたとか。
もしくは、日頃口に入れる機会がないようなものを体に入れてしまい、体がびっくりしてしまったとか。

そういう風に考えてみるとと、思い当たるところはある。午前中、1杯800円のアイスコーヒーを飲んだのだ。詳しくいえば、税込864円だ。
これだろうか。
800円といえば、僕のスケール感の中でいえば、なかなかの高級コーヒーである。これが原因なのだろうか。僕の胃腸がコーヒーを納めた時から、体内ではこれをうまく処理しようと努力をしてはいたものの、半日後に「ダメだ、この体にはコイツは高級すぎて対処できない」ということになり早期体外排出が行われたのだろうか。まあ、800円といっても、いただき物の500円クーポンを使用したから実質的な出費は364円(税込)だったのだが、体内で働く内臓たちにしてみれば関係のない話なのかもしれない。
もしそれが原因だとするならば、慣れないことをいきなり実行してしまった件について僕は僕の体内に謝る必要があるかもしれない。準備運動もしないでプールに入れば足がつることもある。

ちなみにそのアイスコーヒーはなかなか美味かった。ああ、高いだけのことはあるのね、と素直に思える味わいなのであった。