平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

一昨昨日に起きたなんらかの事件。

なんだかどんどん気温が下がってきて、いつの間にかふつーに薄いコートなどを羽織って外出するようになった。ほんの一昨昨日くらいまで、まだTシャツだけでもいけるんじゃね、などと思っていたような気がするのだけれど。
ちなみに「一昨昨日」という単語は「さきおととい」と読むわけだが、生まれてはじめて書いたような気がする。まあ、どうでもいい話だ。

こういう日はフトンとの相性がかなりいい感じになっていて、いわゆる「ベッドから出るのがツラい」という状況になる。朝はなんとか(それこそ決死の覚悟で)起きたとしても、その後ふと気がゆるみ、ベッドにごろりと横になって文庫本を読んでいたはずが、いつの間にやらしっかりとフトンをかぶって寝ていたりする。結果的に休日の午後の大半をフトンの中で過ごすことになり、なんとももったいないような気分になったりもする。

今回のこの文章は、実はベッドの中で携帯電話を使って書いている。文章を書く場合、僕はパソコンのキーボードを使うほうが圧倒的に効率がいいタイプなのだが、なかなかフトンから出ることができないのだ。こうしていると睡魔にも襲われがちで、さっきから何度かプチ寝落ちもしている。

さっきのプチ寝落ちから復帰した際、携帯電話のメモ帳アプリに、

「一昨昨日」

とだけ書かれていたのだが、寝落ちする前の僕が何を思ってこのダイイング・メッセージを残したのか、まったく覚えていない。覚えていないなりに「一昨昨日」という言葉から思いつくことを書いてみたのがこの文章の冒頭部分だ。

一昨昨日、いったいなにがあったというのだろう。真相は闇の中に消えてしまい、そろそろ次の睡魔に襲われかけている僕は、夢の中に堕ちていくのだ。