平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

怪獣ネテクラスまたもや登場。

「認めたくないものだな」といえば、世代的につい、「自分自身の若さ故のアヤマチがなんたらかんたら」などと言いたくもなるのだが、それほど若くもない僕が認めなければならないのは、どうやら風邪をひいている、もしくは、ひきかけているという事実である。

やはり、ここ数日感じていた寒気は気温の影響だけではなかったのである。
体の中からそっと静かに寒くなっていたのである。

寒気がするのであれば温めよう、という小学生なみの思いつきで風呂に何度か入り、あとはおおむねベッドの中で寝て暮らすことにした。怪獣ネテクラス、秋の東京に久々の登場だ。

せっかくの日曜をネテクラスとして生きることにするのは、僕のようなズボラな人間でもなかなかの決断ではある。特に今日は、書き物をたんまりとするつもりだったのだ。湧き上がるこの気持ちをどう言葉にしてやろうか、などと思っている最中なのである。それは、「文才」というダムが常に水不足の僕にとっては、なかなか珍しいことなのだ。

結局のところ、ふとんの中から仰向けの状態で頭部と腕だけを出し、iPhoneで書き物をする、という作戦を採用してみたのだが、やはり体が弱っているからか、どれだけ眠ってもいくらでも睡魔に襲われる。そのたびにiPhoneが顔面に落下してきてなかなか痛い。
鼻血が出る前にあきらめたほうがいいのかもしれない、と思う次第である。