平熱通信

妄想癖、心配性、よそみがち。

2019-01-01から1年間の記事一覧

寝ころぶ猫いるねここに。

朝、犬の散歩をしている最中に、とある一軒家の屋根で猫が眠っているところを発見する。 この猫は「ナナさん」といい、結構なご高齢のはずだ。たしか娘の友達で、娘が中学生くらいの時は、犬の散歩の途中でナナさんに会うとそれなりに長話をしていたらしい。…

君の名は。

ある映画のフィルム修復費用を調達するためのクラウドファンディングに参加していたのだが、どうやら無事に資金調達に成功したらしい。 僕が参加したのは金額でいうと安いほうから二番目の支援プランである。僕があまり躊躇せずに出せるくらいの、かなりのお…

平成最後のネテクラス。

金曜の午後あたりから体調が悪くなる。 左の鼻の穴から鼻水がタラタラと流れ、寒気がして、ぼんやりとして集中力がなくなっていく。どうして片方の鼻の穴からだけ鼻水が流れるのだろう、と、こういう時によく思う(僕だけですか?)。あと、もしかしたら、ぼ…

真夜中の肉球サプライズ。

夜中、眠っている僕のフトンに入りたくなった犬は、まずフトンからはみ出した肌部分、つまり顔やら手の甲やらをびろびろと舐めることにしている。 そこで僕は目が覚めるわけだが、そのタイミングであわてて目を開くのは大変危険な行為になる。彼女(我が家の…

新しいアビリティ、パン屋で発動。

眼科に検診に行く。 今日はいつもと違う検査をするということで、それに必要な目薬を点眼された。それが効いてくると、視界がぼやけ、やたらと世界が明るく見えてくる。検査終了後、半日くらいはその状態が続くそうで、歩きにくいので転倒に注意するように言…

午後8時の疾走。

会社からの帰り、自宅の最寄り駅から歩いている時に、僕の少し前を歩いている男性と、僕の少し後ろを歩いている女性がケンカをしていることに気付く。 声の調子とセリフの量から考えると、ケンカというよりは女性が男性を一方的に責めているようにも思える。…

雨だれの歌。

自宅にいる時に雨が降ると、うすい金属の板に雨粒が当たった音が聞こえてくる。 どこかの屋根かひさしあたりに使われている金属に当たった音なのだろうか。独特の高い音が小さく聞こえてくるのだ。 そのリズムがなんとなく好きで、時々じっと聞いてみたりす…

ネーミングセンスがないザンス。

先日、中学時代の友人たちと行った飲み会で撮った写真をしみじみと確認し、なんというかこう、面白くもおかしくもないなあ、とため息をつくのであった。 これはもちろん撮影者たる僕に問題があるのであって、その時のメンバーであるところのふむふむ、ノボシ…

がんばれ好奇心。

1冊の文庫本を、なかなか読み進めることができないでいる。 ある実在の人物の伝記のようなもので、その人物の歴史的な偉業と生い立ちについて、丁寧に緻密に記載されている。 歴史の教科書のように「年月日」と「出来事」のペアがびしびしと大量に出てくる…

満員電車の過ごし方。

僕は満員電車があまり得意ではなく、その為に電車が混む前に出勤するくらいの工夫はする人間なのである。 とはいえ、その程度の工夫では対応できないほどのアクシデントは時々あるもので、久々に、前後左右からぎゅうぎゅうと押し込まれるような電車に乗るこ…

メモをなくしただけなのに。

愛用しているメモ帳を会社に置いてきてしまったらしい、ということに、帰宅後に気付く。 とはいえ、どこに置いてきたのか、その具体的な場所の見当がつかない。引き出しの中に入れっぱなしにしてしまった、という状況ならいいのだが、これが机上ということに…

『リンスを切らしただけなのに』(未完)

リンス、いや、容器の記載にならえばコンディショナーを先週末から切らしている。 連日買い忘れているという状況についてはいかがなものか、とは思うが、シャンプーのみで洗髪を済ませる日々にそれほどの実害はない。一度、こっそりと娘が使っているものを拝…

つまりだいたいくだらない。

金曜に変則的な勤務をした影響だと思うのだが、久々に、足がつって目が覚める。それも、土曜の朝、日曜の朝の2デイズである。 もっといえば、今朝は入浴中に眠ってしまい、目が覚めたのは2時間後であった。すっかり湯は冷めてしまったが、いいダシは出てい…

困惑の甘き香り。

今、僕の目の前には、入浴剤がある。 バスタブに入れると炭酸ガスがしゅわしゅわと発生するタイプのものだ。個包装された小さな袋を開けると、分厚く重ねた500円玉くらい、もしくは、「自爆ボタンが本当にあったらこれくらいのサイズなんじゃないかな」とい…

ノボシビルスクにいったい何があるというんですか?

今日は「北方領土の日」らしい。その昔、日露和親条約が結ばれたのが今日だった、というのがその由来とのことだ。もちろん、「今日だった」といっても今年のことではなく、ずっと昔の話である。 それにまつわるテレビのニュースの音声をなんとなく聞いていた…

おえおえおん。

ここに書いている文章は正確な意味での日記ではないので、書かれていることは本当にあったことだったり多少のアレンジが加えられていたりまったくの空想や妄想であったりする。 なんにせよ身の回りで起きたことが参考になることは多く、日々キーボードの前に…

イニシャルDM。

なんだかパソコンの調子が悪いなあ、などと思いつつ、あちこち触っているうちに一日が終わる……というような日なのであった。 パソコンの調子が悪いのは大変に困る。日々の雑文書きにパソコンとスマートフォンは欠かせないのである。なぜ欠かせないかと言うと…

フェアリーテイルの結末を。

最近また、いわゆる迷惑メールが来るようになった。はてさて何か迷惑メール屋さんの目に留まるようなことをしたのかなと考えてみてももう一つ心当たりがない。そもそも何をしたら目を付けられるのかよくわかっていないのだ。 お金の使い道に困った大富豪がお…

圧巻マルチパーパス。

インターネットを眺めていてやはり気になったのは『騎士団長・島耕作』というタイトルだろう。実際にこのタイトルでマンガが連載されるらしい。まったくもって、島耕作という人物の多才ぶりには驚くばかりだ。 僕の感覚でいうと、島耕作と較べられるくらいの…

庶民的拒絶反応。

腹痛で目が覚める。 これはアレだ、お腹をこわした時の痛みだ、などと思い、とりあえずトイレに急ぐ。その後、小さな痛みは残るものの状況は落ち着いていて、まあ一安心、というところである。 気になるのはこの腹痛の原因だ。 腹痛を引き起こしそうなリスク…

遺憾に関する雑感。

Aさんに関連するある事柄について、Bさんが遺憾に思っていると言い、Bさんが遺憾に思っているということについて、今度はAさんが遺憾に思っていると発言する。 なにかのニュースでだいたいこんなような内容のことを言っていて、なんともおかしな気分にな…

戦慄の直立に遭遇する確率。

とある駅のトイレの中で見たものを、そのまま書いてみる。 男性用の、あの縦に細長い便器と、そのそばの壁に挟まって眠っている人がいた。 その便器はトイレの端、壁のそばにあり、便器と壁の間には、横向きになれば身体が挟まるくらいのすき間がある。彼は…

東京は夜の4時。

朝の4時ごろ、子供の叫び声が外から聞こえてきた。 叫び声といっても事件性のあるものではなく、なにか面白いことがあって興奮したあげくの「きゃー」のように聞こえる。 そういえば。 夜中や早朝の駅で、子供の姿を見たり、声を聞いたりすることはわりと多…

テレンテクダ、ニコラテスラ、アマンダラカマンダラ。

通勤電車の中で、若い女の人が「てれんてくだ」と言っていたのが聞こえてきた。僕はこの手の見立てが大変下手ではあるのだが、年齢はおそらく10代後半から20代前半といったところではないだろうか。 この「てれんてくだ」は「手練手管」のことを意味していた…

その光にアイデアを。

出社時、自宅を出ると真っ暗なのである。 時刻は6時ちょっと過ぎというところで、まあ、季節と時間帯を考えるとそういうものだろう、という話ではある。 真っ暗な路地を歩いていると、前方から白い光がふわふわと近づいてくる。地面近くの低いところをゆっ…

気まぐれロマンティック。

仕事の都合で帰りが遅くなり、帰宅した時には日付が変わっていた。 遅い夕食を取り、風呂にも入ってしまうと、丑三つ時やや手前、という時間になっていた。いつもなら寝ている時間帯だが、シフト勤務による生活サイクルのずれの影響か、不思議と眠くない。 …

たとえ拡散されたとしても。

通勤電車で見知らぬ乗客とちょっとしたトラブルになった知人が、いきなり写真に撮られ、その上「拡散するからな」と脅されたそうだ。 そもそも「ちょっとしたトラブル」とはいうものの、知人には心当たりはないそうで、相手からもそれについての明確な説明は…

正月飾り消失問題。

何を今さら的な話ではあるのだが、今年は正月飾りをしている家が少ないような気がする。 僕が住んでいるマンションでは、例年、玄関のドアに小さな飾りを付けたりするのだが、少なくとも僕の部屋のあるフロアに関していえば、そういうドアはひとつもなかった…

初笑いは想定外。

ずっと前に録画してそのまま忘れていた『恋する惑星』と『天使の涙』を観る。かなり小規模なウォン・カーウァイ祭りである。 ちなみに、どちらももう20年以上前の映画だ。懐かしいやら(なぜか)こっぱずかしいやら、うきうきにやにやと楽しく鑑賞した。特に…

『眠れぬ夜のために』のために。

やはり、気の利いた会社は休むのかもしれない、と思ったのは、1月4日金曜日、つまり僕にとっての仕事始めである昨日、行き帰りの通勤でのことである。 とはいえ、僕にしたって休日に働いているわけではなく、平日に普通に出社しているだけのことなのだ。金…